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ワールドトレードセンター-その後

世界貿易センタービルという名前の建物とワールドトレードセンターというのは同じ建物らしいことに薄々感づいてはいたが、今回の事件ではっきりした。双子のビルは世界にいくつもあると思うが、どうやら「ツインタワー」というとこのワールドトレードセンターを指すらしい。
相変わらず、日本の報道は、日本人の安否ばかりを優先している。ペルーの大使館占拠事件のときもそうだったが、もっと現地の人の安否にも気を使うべきだ。特に日本人を含めた市民を救おうとした消防士や警察官が多く亡くなっているのだから、彼らに対する感謝の念を示す必要があるだろう。
目下、犯人と目されているビンラーデンについて「現代用語の基礎知識」から引用する。

ビンラーデンは一九五七年生まれで、サウジアラビアのイスラム教聖地メディナで育った。父ムハンマド・ビンラーデンは同国最大のゼネコン・オーナーで、資産五○億ドルともいわれる大富豪。ビンラーデンは、八○年代初めアフガニスタン戦争に「アフガーニー(アラブ人義勇兵)」として参加し、英雄となったが、九○年八月の湾岸危機でアメリカ軍がサウジに進駐したときから反米感情を強め、以来、豊富な資金源でイスラム原理主義テロ勢力の支援を続け、アメリカ政府から「テロのファイナンシャー(資金支援者)」とよばれるようになった。九三年二月のニューヨーク世界貿易センタービル爆破テロの主犯ラムジ・ユーセフもビンラーデンの資金援助を受けたとされる。九一年にスーダンの首都ハルツームに移ったが、九六年アメリカ・サウジ両政府の圧力でやむなくスーダンを退去、アフガニスタンに潜入した。イスラム原理主義政権タリバンの保護下、同地から再三アメリカに対するジハード(聖戦)を宣言した。

金持ちの大馬鹿野郎らしい。あんまり悪口を書くとテロされるから、やめテロ。
高層ビルというのはそもそもの目的が、便利な場所、一か所に、多くの人間を集めることにある。したがって単位面積あたりの人間の数が多くなるのは当然のことである。そのため過去の爆弾テロは、要人をピンポイントで狙ったものでなく、不特定多数の人間を殺すのならば、高層ビルを狙うのは当然のことである。
しかし、ハイジャックをしてそのままビルに突っ込むという手はすごい。これがもし戦争ならば、アメリカはパールハーバー以来の屈辱である。もっともアメリカ市民はすでにこれは戦争の始まりであると認識しているようだ。つまり戦争である。戦争で、アメリカは、過去に、本土へ攻撃されたことはないはずだ。

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[2001-09-12]

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