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WBC、日本、キューバを破り世界一に

WBCの決勝戦で日本がキューバを10対6で破り初代世界一となりました。

当初、メジャーリーガーが参加しないのではという懸念もありましたが、実際には結構、メジャーリーガーが参加して充実した大会になったと思います。
日本は、メジャーで活躍する松井や井口、今年、メジャーに移籍した城島などが参加しませんでした。
もし日本が惨敗していたならば「彼らが参加がしていたら」という話が出るのかもしれませんが、実際には彼らがいなくても勝ってしまいました。
結局のところ、メジャーが二人しかいない日本が優勝し、一人もいないキューバが準優勝という皮肉な結果になりました。

マリーンズ勢の活躍もありました。
決勝戦では渡辺が登板した場面ではキャッチャー里崎、セカンド西岡、サード今江と9人のうち4人がマリーンズ。
特に里崎は城島の穴を埋める以上の働きでベストナインにも選ばれる活躍。
これほどの選手がマリーンズに戻ると橋本との併用という形なのですから面白いです。

今回の日本代表は一発に頼らない編成で、これが良かったと思います。
四番の松中も本塁打は一つもなかったですが、とにかくつなぐことに徹してよく塁に出てよくホームに帰ってきました。
これが守備の良さにもつながり、失点が少なかったため、二次リーグ突破の一つの要因になったように思います。
昨年、ホークスが松中の不振が影響してマリーンズに負けましたが、このような短期決戦では長打に頼るようなチームではダメなのかもしれません。

今回、日本代表を率いたのは王監督でした。
試合中、これほどベンチで大騒ぎする監督を他に見たことがありません。
彼がジャイアンツの監督になったとき、「ベンチで騒ぎすぎ」という批判がありましたが、ジャイアンツを追われ、弱小ホークスを常勝チームに育て上げ、日本を世界一に導いた今、「名選手は名監督にはなれない」という「格言」もあてになりませんね。
こうなると、アテネ五輪で惨敗した日本ですが、長嶋監督が倒れたときに、中畑コーチを代理にするのではなく、まったく別の監督を起用するべきだったのかもしれません。

さて、日本のプロ野球が始まります。
このWBC優勝の勢いで日本のプロ野球が盛り上がることを期待します。



Back in Black

大塚が登板した場面で流れていた曲「ヘルズ・ベルズ」はこのアルバムに収録。

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[2006-03-21]

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