B'zの方法論

他の芸術家の作品を真似することは模写と言われ、悪いことではない。ただ、これを自分自身の作品だと主張すれば、具合が悪い。これは盗作と言われる。
音楽の世界ではこれが昔から横行していた。
著作権にうるさいアメリカでは、盗作問題でよく揉めている。ヒューイ・ルイス&ザ・ニューズが、当時、大ヒットした「ゴーストバスターズ」が盗作であると、その作者、レイ・パーカー・ジュニアを訴えた。確かにヒューイの主張するように彼らのヒット曲「アイ・ウォント・ア・ニュー・ドラッグ」とかなり似ている。最初は無実を主張していたレイであったが、「実はヒューイのファンである」と告白し、盗作の事実を認めた。

日本では海外の作品から盗作することが多いようだ。日本の音楽ファンは海外の音楽をほとんど聴かないし、海外の音楽を聴く人は日本の音楽をほとんど聴かない。だから、海外の作品から盗作するのかもしれない。海外の作品から盗作しても気付かれないというわけか。
一般にはまったく騒がれていないが、海外の作品を中心に聴いているロック・ファンの間では、B'zのやり口は完全に非難されている。ボーカルの稲葉浩志が、エアロスミスのスティーヴン・タイラーそっくりに歌う部分があるのは、構わないにしても、楽曲自体が全くの盗作としか思えないものが少なくないのである。これは拙い。
ギタリスト、松本孝弘の仕業である。
松本のギタリストとしての腕は確かである。元々スタジオ・ミュージシャンとして名を売っていた松本は日本の音楽よりも海外の音楽に傾倒していたことは想像に難くない。その彼が、海外の作品のアイディアを自分の作品に使うようになったのも考えられないことではない。
彼の盗作騒ぎは実は日本国内でもあった。B’zがデビューした当時「TMネットワークに似ている」と言われたのである。このとき、彼はこう答えたという。
「だって、TMネットワークで実際に弾いていたのは、俺なんだぜ」

[2014-06-28]

B'z

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