電車の「着太り割増」を実施へ

多摩電鉄(東京都)は、十五日、いわゆる「着太り割増」を運賃に適用することを決めた。十二月一日から始まる。
通勤電車の混雑の指標として乗車率が使われる。座席の全てに乗客が座り吊革のほとんどが使用されている状態が一〇〇パーセントとされる。多摩電鉄の場合、朝の通勤時間帯の平均が二〇〇パーセントだが、冬は乗客が厚着をするため、「実態は二五〇パーセント」と言われている。
多摩電鉄は自動改札機にセンサーを設置し平均的な体格と比較し割増料金を計算、パスモから割増分を自動的に引き去る。引き去れない場合は定期券の利用期間を短縮する。パスモを利用しない場合は券売機で通常の乗車券だけでなく「大盛り」を別途購入する必要がある。
関係者は「冬の厚着による混雑は深刻である。薄着を心掛けるなど混雑緩和にご協力いただきたい」と話す。
利用者から「元々太っている人間に不利な制度」との指摘もある。
これに対し関係者は「将来的には体重別料金の導入を検討している。実はその方が正確に計測できる」と話す。

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[2013-11-15(Fri)]

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