Night Life - Thin Lizzy

私はライブ・アルバムをさほど評価しない。ライブ・アルバムの演奏がスタジオ・アルバムの演奏を超えることは質の面において滅多にないことである。スタジオならば複数回の演奏が可能でそのうちの最良を選ぶことができるからである。
ライブ・アルバムの演奏の方が良いというケースは少ない。
そのうちの一つがシン・リジィのアルバム「ナイト・ライフ」に収録された「スティル・イン・ラブ・ウィズ・ユー」である。

シン・リジィのメンバーの変遷は次のとおりである。

アルバムベースギターギタードラムスキーボード
Thin Lizzy1971フィル・ライノットエリック・ベルブライアン・ダウニー
Shades Of A Blue Orphanage1972フィル・ライノットエリック・ベルブライアン・ダウニー
Vagabonds Of The Western World1973フィル・ライノットエリック・ベルブライアン・ダウニー
Night Life1974フィル・ライノットブライアン・ロバートソンスコット・ゴーハムブライアン・ダウニー
Fighting1975フィル・ライノットブライアン・ロバートソンスコット・ゴーハムブライアン・ダウニー
Jailbreak1976フィル・ライノットブライアン・ロバートソンスコット・ゴーハムブライアン・ダウニー
Johnny The Fox1976フィル・ライノットブライアン・ロバートソンスコット・ゴーハムブライアン・ダウニー
Bad Reputation1977フィル・ライノットブライアン・ロバートソンスコット・ゴーハムブライアン・ダウニー
Live And Dangerous1978フィル・ライノットブライアン・ロバートソンスコット・ゴーハムブライアン・ダウニー
Black Rose1979フィル・ライノットゲイリー・ムーアスコット・ゴーハムブライアン・ダウニー
China Town1980フィル・ライノットスノウィー・ホワイトスコット・ゴーハムブライアン・ダウニー
Renegade1981フィル・ライノットスノウィー・ホワイトスコット・ゴーハムブライアン・ダウニーダーレン・ワートン
Thunder And Lightning1983フィル・ライノットジョン・サイクススコット・ゴーハムブライアン・ダウニーダーレン・ワートン
Life1983フィル・ライノットジョン・サイクススコット・ゴーハムブライアン・ダウニーダーレン・ワートン

初期のエリック・ベルがギターの頃の楽曲はあまり面白くない。
ブライアン・ロバートソンとスコット・ゴーハムの二人のギタリストが加入してから楽曲が良くなる。
これにベーシストのフィル・ライノットとドラマーのブライアン・ダウニーを加えた四人の布陣がシン・リジィの黄金期のメンバーと言える。
それでもこの布陣での最初のアルバム「ナイト・ライフ」はまだ良くない。「スティル・イン・ラブ・ウィズ・ユー」が収録されていなければ、どうかと思う。
なお「Night Life」はWikipediaでは「Nightlife」となっている。アルバム・ジャケットを見る限りでは「Nightlife」が正しいかもしれない。

ブライアン・ロバートソンはライブ・アルバム「ライブ・アンド・デンジャラス」を最後にバンドを去る。これに「スティル・イン・ラブ・ウィズ・ユー」のライブ演奏が収められている。
YouTubeで探すとブライアンがソロを演奏する、この曲がいくつか見つかるが、やはりライブ・アルバムに収録された演奏が最も良いと思う。
奇跡的に良い演奏になったのかもしれないし、単に演奏が上達したのかもしれない。
YouTubeだとその後に加入したジョン・サイクスの演奏も見つかるが、このときのブライアンの演奏にはかなわない。
もっとも、この辺りは全くの主観であり、根拠も全くない。

今回、YouTubeを色々、見ていたら「スティル・イン・ラブ・ウィズ・ユー」のシャーデーのバージョンを見つけた。ベスト・アルバムにカヴァー曲を混ぜたうちの一曲らしい。ギター・ソロは短い。

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[2015-10-20]

Thin Lizzy,1974年,ディスコグラフィ,パーソネル

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