Anderson Bruford Wakeman Howe - Anderson Bruford Wakeman Howe

イエスはプログレッシブ・ロックのバンドの中で最も「タレント」が揃っているのではないだろうか。

バンド分類ではgbdkVに該当する。

何度かメンバーが替わっているが私が考えるベスト・メンバーは次のとおり。アルバムだと「こわれもの」と「危機」の頃。

ギター、スティーヴ・ハウ。
独特の「タイム感」で速弾きのとき微妙にずれているようでずれていない。聴けば彼だとすぐ分かる。

ベース、クリス・スクワイア。
メンバー・チェンジの多いバンドのオリジナル・メンバーで脱退したことがない。

ドラムス、ビル・ブラッフォード。
この後、人気では格下のキング・クリムゾンに移籍したことで、驚かれた。ウィキペディアでは「ブルーフォード」が正しいとのことだが、知るか。

リック・ウェイクマン
クラシックの素養がある。

ジョン・アンダーソン、ボーカル。
天使。

これから、クリス・スクワイアを除いた四人で組んだバンドがある。
アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ。
アマゾンでは今も「ブラッフォード」と表記しているからこれに従う。
五人中四人が参加しているバンドが「イエス」と名乗れないことから、クリス・スクワイアの実力が分かる。ロック・バンドの実権をベーシストが握る数少ない例である。
「ロンリー・ハート」で再ブレイクしたイエスだがバンドの内実はバラバラだったらしい。
トレヴァー・ラビンという才能あるミュージシャンの楽曲をなぜかイエス名義で発表してしまった。「ロンリー・ハート」はジョン・アンダーソンが歌っているが実はトレヴァー・ラビンの楽曲であったと記憶している。ラビンは自分の楽曲を他人が歌っている、アンダーソンはイエスという「自分の」バンドを若造が勝手に牛耳っている、というお互いの主張があったことは想像に難くない。そこへ「バンドの存続が最優先」と考えるスクワイアの考えも分かる。
というわけでスクワイアを除くイエスの主要メンバーが「私達だけでも商業的な成功を収められる」と考えるであろうことも、想像に難くない。
かくして「アンダーソン・ブラッフォード・ウェイクマン・ハウ」という四人の名前を冠したアルバムは発表された。邦題は「閃光」。意味不明だが「原題では日本人には言えまい」という日本のレコード会社のおもいやりか。
「成功」というキーワードから、エイジア的な「成功」を目指したのだと思う。となればエイジアのメンバーであったハウが主導権を握っていたのではないかと考える。歌メロとインストのバランスが絶妙なのである。
シングルカットされたのは「ブラザー・オブ・マイン」という曲だったと記憶している。顔にペインティングを施した男たちが砂漠で踊るというプロモーション・ビデオだった。

ダレナノ-ジョン・アンダーソン、スティーヴ・ハウ、ビル・ブラッフォード、リック・ウェイクマン

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[2015-04-05]

Anderson Bruford Wakeman Howe,1989年

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