代理母出産問題

「向井亜紀って知ってる?」
「知ってるよ。確か、ご主人が、変わった人なんだよね」
「まあ、そうかもしれないね」
「特に、ご主人の髪形が変だよね」
「そうかなあ」
「医者なんだよね」
「それは向井千秋」

向井亜紀の代理母出産による双子の子供が実子と認められないという最高裁の判決について思うこと。

  • 確かに妥当な判決であると思う。
  • もしこれを認めると、子供は欲しいが、妊娠や出産を嫌がる女性や仕事を続けたい女性が代理母出産を選ぶようになりはしないか。
  • 代理母出産には多額の費用がかかるため、高所得者はこれを選択でき、低所得者はこれを選択できないばかりか、代理母になって報酬を得ることを望むようになる。これは臓器の売買に似た構造ではないか。
  • 出生届を適当に書いて、しれっと提出してしまえばよかったのではないか。

この件についても、先日の「300日規定問題」と同様に法の不備が指摘されています。
親の意図通りの戸籍にならないという共通点がありますが、どちらに同情するかといえば、やはり今回の向井亜紀のケースの方です。
こちらは原因が病気ですから。
法の整備も「代理母出産」の方を先に検討すべきだと思います。

本当に自分の子供がほしければ、なぜもっと秘密裏にやらなかったのか。
なぜ手の内をすべて見せるようなことをしたのか。
まっとうなやり方では役所が受理するはずはないと思わなかったのか。
かわいそうですが、やり方を間違えていたと言わざるを得ません。

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[2007-03-29(Thu)]

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