同時多発テロから5年

2001年9月11日。当時、「同時多発テロという言い方は10年後には意味が分からなくなる」と思いましたが、5年後の今でも使われています。やはりこれほどのテロは滅多に起きないのでしょう。

その頃、私は、すでにインターネットで日記を書いていました。

9月11日

今日、日本時間午後10時、ワールドトレードセンタービルに飛行機が突っ込んだ。
今日は台風が関東に上陸してそれもおおごとであったが、それどころではない、とんでもない事件が起きた。

9月12日

相変わらず、日本の報道は、日本人の安否ばかりを優先している。ペルーの大使館占拠事件のときもそうだったが、もっと現地の人の安否にも気を使うべきだ。特に日本人を含めた市民を救おうとした消防士や警察官が多く亡くなっているのだから、彼らに対する感謝の念を示す必要があるだろう。
アメリカ市民はすでにこれは戦争の始まりであると認識しているようだ。

9月13日

日経平均株価は1万円を割ってしまった。
明日、放送予定の「ダイ・ハード3」が放送中止だそうである。いちいち、気にし過ぎのような気もする。この夏は誘拐が何件かあったが「千と千尋の神隠し」は大ヒットだぞ。

9月14日

「ダイ・ハード3」が放送中止になって、代わりに「バックトゥザフューチャー」を放送するそうだ。「タワーリングインフェルノ」ではないらしい。

よほど関心があったのか、この事件のことについて毎日、書いています。
この他にも、ワールドトレードセンターは日本にもある、とか、航空機からツインタワーはどう見えるかフライトシミュレーターで確かめる、とか、いろいろ書いていました。

この5年を振り返ると、アメリカは「戦争」を始め、日本はそれに追従し、アジア情勢は悪くなったものの、国内の危機管理体制は相変わらずで、国民の危機感も相変わらず。
では自分はどうなのかというと、やはり危機感はなく、せめて子供達が無事に大人になってくれることを祈るだけ。

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[2006-09-12(Tue)]

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