納税者番号制度と年賀状

小泉首相は25日、首相官邸で政府税制調査会(首相の諮問機関)の石弘光会長と会談し、納税者一人一人に番号を付けて所得を把握しやすくする納税者番号制度(納番)について「何ができ、何ができないのか、問題点を整理してほしい」と、政府税調で検討するよう指示した。(読売新聞)

「納税者番号制度ってのはどうなのかね」
「いいことだよ。国民総背番号制と言ってね、全員に番号が付くんだ」
「何だかイヤな感じもするけどね」
「松井が55番取っちゃうから?」
「そんなんじゃないよ」
「便利なのは年賀状を書くときだね」
「どうして?」
「この番号と住所が連動しててね。郵政公社は番号を見ればその人の住所が分かっちゃうんだ。だから年賀状の宛名書きも簡単」
「なるほどね」
「例えば『9871から1569へ』と書くだけで届く」
「となると郵便番号も書く必要、ないんだ」
「ないね。そうなってくると、文面も省略できるね。『謹賀新年』は1番、『賀正』は2番ってね」
「なんだよ、それ」
「年賀状に『1』って書いてあるの。これは『謹賀新年』のこと。毎年、郵政公社から『コード読替表』ってのが渡されてね、自分で読み替える」
「変な年賀状だな」
「年賀状なんて元々変な風習なんだからどうでもいいんだよ。『鈴木のやつ、今年は12かよ』とか言ったりしてね」
「何だよ、『12』って」
「結婚しましたっていう意味。『え? 田中のやつ、去年12で今年13かよ』とか」
「『13』は子供ができた?」
「ん? 離婚のこと」
「いやだね、それは」
「『あ、山本は99なのか』とかね」
「それは何?」
「喪中」

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[2004-11-27(Sat)]

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