食物アレルギー殺人事件

即興でミステリを書いてしまいました。今日は「問題編」です。
夜にラブレターを書くな、酔って手紙を書くなと言いますが(かなり酔っています)、書いてしまいます。包容力のある方(「ふざけるな」と怒らない人)のみお読み下さい。難易度は「易」。答えが分かったらじゃんじゃん、コメントしてください。

問題編
「課長、殺人事件です」
「どういう状況だ?」
「台所で女が大の字になって倒れていました。ずいぶんと小柄な女です。死因は現時点ではまったく分かりません。遺体の周りには食べ物が散乱していまして」
「外傷はないのか」
「見た目にはまったく分かりません。そこで、私、考えたのですが。課長は食物アレルギーをご存じでしょうか? この被害者は食物アレルギーで死んだのではないかと思うのです」
「ほう、周りに散乱していた食べ物で、というわけか。確かにアレルギーには意外なものがあるからな。そばアレルギーなどは同じ鍋で茹でたうどんを食べて死ぬようなケースもあるらしいし。最近はバナナにもアレルギーがあるらしいぞ」
「やはりね。私の勘も冴えてきましたね」
「よし、その線で捜査を進めろ。ところで、散乱していた食べ物って何だ?」
「それが、スイカなんです。スイカ・アレルギーなんですよ。前日に被害者のおばが訊ねてきたときに持ってきたスイカで、そのおばは被害者が重そうに冷蔵庫の上に載せるところを見たそうです。課長、スイカのアレルギーで人が死ぬことがあるかどうか調べてみます」
(解決編に続く)

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[2004-07-30(Fri)]

なし

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