ヒーチャンの入園式

この幼稚園が狭いのか、それとも幼稚園とはこういうものなのか、とにかく人で溢れかえっていて、まあ普段はサイズの小さい人たちだけのところに人数にして2倍、体重にして10倍くらいの人が別途押し寄せるわけだから、こんな風になるのは当たり前か、と考えてみたり。
こういう状況なので、子供達の姿もほとんど見えないわけで、私などは最初から子供の姿を見るのは諦めて、専ら親たちの後頭部を見ているのですが、そのため、カツラの人を見つけては妻に「発見しました」といちいち報告して遊んでいるのです。

通勤時に駅でよく見かける人に、背の高い男性がいます。
フランスの有名なサッカー選手に似ているので、私は勝手にその人を「ジダン」と呼んでいます。
てっきり、サッカーファンだと思い込んでいましたが、昨年、日本シリーズの翌日には普段は買わないスポーツ新聞を買っていましたので「プロ野球ファンだったのか」と驚いてしまったのです。

ジダン

後頭部を見ることに飽きた私は、後ろを振り向いてみました。
するとそこに周りから頭一つ分突き抜けた、あの「ジダン」がいたのです。
フランス代表(あるいはミスター・スポック)の遠い存在から、プロ野球ファンの身近な存在、ついには同じ幼稚園児の親であるという親近感。
幸いというか、何というか、クラスは違うようでしたが、運動会とかでお近付きになったらどうしよう、と心配しています。

入園式が終わり教室で先生から注意事項の説明などがあったのですが、私は例によって飽きてしまい「こんなことはメモに書いて渡してくれればよいのに。そもそも3人目だから知っていることばかりだし」と廊下に出てしまったのですが、気が付くとヒーチャンも出てきてしまいました。
大人が飽きるのだから子供も飽きるのは当然か。

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[2008-04-09(Wed)]

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