72の法則

「72の法則」というのがあります。
例えば「年利3パーセントで元本を運用したときにそれが2倍になるのは何年後か」という問題があったときに使います。
「年数=72÷年利」という式を使うと簡単に計算できる、これが「72の法則」です。
これによれば、72÷3=24ですので、答は「24年後」です。

実際に正確な値を計算してみましたが、「23.45年後」となりました。かなり近いです。
こんな法則、よく見つけたものだと感心します。

「72の法則」を使うと電卓がなくても計算できるので、便利なように思えますが、これは正しい計算方法ではなく、あくまでも近似値であることは知っておくべきだと思います。
また、5%くらいまでなら「70の法則」とした方が正確な値に近いです。「72」としたのは「2でも3でも4でも割り切れる数」という利便性を考えたのだと思います。

しかし、そもそも「元本が2倍になるのは何年後か」を知りたいと思う場面があるのでしょうか。
「元本が1.5倍になるのは何年後か」となったら、もう分かりませんし(強いて言えば「41の法則」)。

もし「72の法則」を持ち出して得意げになっているファイナンシャルプランナーがいたら、正確な計算式を教えてもらってください。

関連記事

[2007-05-23(Wed)]

うんちく・小ネタ

新しいポケモン? | 電車とベビーカーと急ぐ母親

© 2014 You Look Too Cool