ドラフト会議、クジに代えてトランプを使うことを検討

日本野球機構(NPB)はドラフト会議の抽選方法を現行のクジではなく別の方法を検討していることを明らかにした。
今年のドラフト会議は十月二十二日に開かれた。ヤクルトと阪神が明治大学の高山俊外野手を一位指名し、ヤクルト・間中監督と阪神・金本新監督がクジを引いたところ、間中監督が不正を防止するためのNPBのマークを「アタリ」と勘違いし、ガッツポーズ。金本監督も自分のクジを確認せずに自席に戻ってしまった。その後、間中監督のクジは「ハズレ」であることが分かり交渉権を獲得したのは阪神であると訂正された。
NPBは再発防止策としてクジの代わりにトランプを使うことを検討している。シャッフルしたトランプを箱に入れてクジの代わりに使う。一枚ずつ引いてお互いに見せ合い、数字の大きいカードを引いた球団が交渉権を獲得する。
しかし関係者は「数字が同じ場合はどうするのか。マーク(スート)による強さは一般的に、スペード、ハート、ダイヤ、クラブの順だが分かるのか。当たってもいないのにはしゃぐような人に、マークによる強さの比較はおろか、数字の大きさの比較ができるのか」と辛辣に話す。
別の関係者は「当たりクジに監督のサインをしてプレゼントとして選手に渡す球団もある。監督の現役時代を知らない世代が受け取って喜ぶかどうか疑問だが」と話す。
さらに別の関係者は「クジに『アタリ』『ハズレ』とはっきり書けば済むこと」と断言した。

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[2015-11-04(Wed)]

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