以前、「京王線と小田急線を比較」という記事を書きました。
掲載から15年以上が経過しているため、両社の最新の有価証券報告書をもとにデータを洗い替えます。
最新の比較データ(2026年3月期)
両社とも決算期は3月です。以下は2026年3月期の有価証券報告書に基づく数値です。
| 会社 | 京王電鉄 | 小田急電鉄 |
|---|---|---|
| 市場 | 東証プライム 9008 | 東証プライム 9007 |
| 設立 | 1948年 | 1948年 |
| 資本金 | 590億2300万円 | 603億5900万円 |
| 売上高(営業収益・連結) | 4969億3900万円 | 4187億3200万円 |
| 総資産(連結) | 1兆1998億円 | 1兆3935億円 |
| 従業員数(単体) | 2,411名 | 3,682名 |
| 従業員数(連結) | 13,003名 | 11,517名 |
| 路線距離 | 84.7km | 120.5km |
売上高は逆転していた
2008年3月期の旧データでは、売上高(連結)は京王が4292億円、小田急が6240億円で、小田急が京王の1.5倍近い規模でした。従業員数以外のほとんどの項目で、小田急が京王を上回る構図です。
ところが2026年3月期のデータでは、売上高(営業収益・連結)は京王が4969億3900万円、小田急が4187億3200万円となり、京王が小田急を上回っています。連結従業員数も京王13,003名に対し小田急11,517名で、京王の方が多くなりました。
一方で総資産は依然として小田急の方が大きく、単体の従業員数も小田急が上回っています。小田急は不動産や生活サービス業を含む多角化した事業構成を持つため、単体よりも連結子会社側で人員や資産規模が積み上がっている状態です。京王は運輸業に加えて不動産業の比重を高めており、この十数年で収益力を伸ばしてきたことがうかがえます。
路線距離は変わらず
路線距離については、京王電鉄が84.7km、小田急電鉄が120.5kmで、旧記事の数値とほぼ変わっていません。新線の開業などがなかったため、この点は当時のイメージのままといえます。
まとめ
かつて「小田急が京王のおよそ1.5倍」だった両社の規模感は、この十数年で大きく変わっていました。総資産では依然として小田急が大きいものの、売上高と連結従業員数では京王が小田急を上回るまでに成長しています。企業の規模感は年月とともに変わっていくものだとわかります。


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