甲子園9回逆転劇ランキング|点差が大きかった歴史的な試合5選

甲子園では「9回2アウトから」という言葉が象徴するように、最終回まで何が起こるかわかりません。ここでは9回に大きな点差を逆転した歴史的な試合を5つ取り上げます。

新湊 9 – 5 小松(5点差逆転)

1999年夏 第81回 1回戦

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11
新湊(富山) 0 0 0 0 0 0 0 0 5 0 4 9
小松(石川) 0 0 0 2 0 0 2 1 0 0 0 5

8回終了時点で0対5と5点差をつけられていた新湊(富山)が、9回表に5点を一挙に奪って土壇場で追いつきました。延長戦に入っても両チームは譲らず、11回表に新湊が4点を追加して突き放し、9対5で夏の甲子園初勝利を飾りました。なお「新湊旋風」という言葉は1986年春(第58回選抜)でベスト4進出を果たした際の社会現象を指しており、この試合はその後に達成した夏の初勝利という位置づけです。

東邦 10 – 9 八戸学院光星(4点差逆転)

2016年夏 第98回 2回戦

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
八戸学院光星(青森) 1 0 3 0 2 0 3 0 0 9
東邦(愛知) 0 1 1 0 0 0 2 1 10

9回裏を迎えた時点で東邦は9対5と4点のビハインドを負っていました。しかし粘りのバッティングと積極的な走塁で徐々に得点差を縮め、9回裏に5点を奪ってサヨナラ勝ちを収めました。会場全体が逆転を後押しする異様な雰囲気のなか、東邦の選手たちが劇的な幕切れを演じ「ミラクル」と称されました。

智弁和歌山 13 – 12 帝京(4点差逆転)

2006年夏 第88回 準々決勝

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
帝京(東東京) 0 0 0 2 0 0 0 2 8 12
智弁和歌山(和歌山) 0 3 0 3 0 0 2 0 13

「甲子園史上最も壮絶な試合」とも称される一戦です。8回終了時に4対8と劣勢だった帝京が、9回表に怒涛の8点を挙げて12対8と逆転しました。ところが9回裏、今度は智弁和歌山が5点を返してサヨナラ勝ちを収めます。朝日新聞は翌日の紙面で「魔物は二度笑った」と報じました。両チーム合計25得点・29安打・7本塁打という超乱打戦でした。

済美 7 – 6 東北(4点差逆転)

2004年春 第76回 準々決勝

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9
東北(宮城) 3 1 0 0 0 1 0 1 0 6
済美(愛媛) 0 0 2 0 0 0 0 0 7

ダルビッシュ有投手擁する東北と、この大会で初出場初優勝を遂げる済美の対戦です。9回裏を迎えた時点で2対6と4点差をつけられていた済美が、最終回に5点を奪ってサヨナラ勝ちを収めました。この勝利の勢いそのままに済美は準決勝・決勝も制し、初出場での春の甲子園制覇という快挙を達成しました。

智弁和歌山 6 – 5 宇和島東(延長10回・4点差逆転)

1994年春 第66回 準々決勝

チーム 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10
智弁和歌山(和歌山) 0 0 0 0 0 0 0 0 5 1 6
宇和島東(愛媛) 0 0 0 0 0 3 1 0 1 0 5

先攻の智弁和歌山は8回終了時点で0対4と4点のビハインドを背負っていました。9回表、智弁和歌山は5点を一挙に奪って5対4と逆転します。しかし9回裏に宇和島東が1点を返して同点とし、試合は延長戦へ。延長10回表に智弁和歌山がさらに1点を加え、その裏を抑えて6対5で勝利を収めました。この大会で智弁和歌山は準々決勝・準決勝・決勝とすべて接戦を制し、悲願の春の甲子園初優勝を達成しました。「智弁和歌山時代」の幕開けとなった大会です。

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