渡辺俊介が好投、ロッテ2勝目(2010年、日本シリーズ)

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日本シリーズ第3戦はマリンスタジアム。一か月ぶりに千葉に帰ってきました。まさか西村監督の言葉が現実になるとは。

投手陣の調子のよさから考えると渡辺俊介は2番手で先発するはずですが、マリンスタジアムとの相性がよいということで第2戦ではなく第3戦に先発。
地の利を生かして、1失点、5安打に抑え、97球無四球完投。クライマックスシリーズから調子を上げて日本シリーズも好調を維持。中日打線は相当、苦戦していました。
一方、中日の先発は山井。制球が定まらず4回途中で降板。

3回表、谷繁がヒットで出塁。大島のライト前ヒットで谷繁は三塁に進み、続く荒木のレフトフライで谷繁がタッチアップから生還。中日が先制。
3回裏、ヒットで出塁した西岡を清田が送り、サブローのタイムリーで西岡が生還。すぐに同点に。
4回表、先頭の森野がヒットで出塁したものの続く和田がショートゴロでダブルプレー。好調和田を抑えたのは大きい。これ以降、中日はほとんど打てず。
4回裏、先頭の福浦が二塁打。キムが四球で一二塁。里崎がスリーボールから送りバント。岡田は倒れたものの西岡がまたもや四球。この辺り、ストライクが入りません。満塁で清田が2ボールから打ち、センターオーバーの三塁打。普通は四球を選んで、押し出し、自滅を狙うでしょうが、打ってしまうのが清田のすごいところ。走者一掃で4対1。
続く井口は二塁打で清田が生還し5対1。ここで山井が降板。中日にしては遅い継投。
7回裏、好調井口がまたもや二塁打。続くサブローが四球。投手清水の暴投で二三塁。今江、福浦が連続して犠牲フライを打ち、井口、サブローが生還し、7対1。

ルーキーの清田は2005年の今江のようなラッキーボーイ的存在になってきました。
調子の悪かったサブローにヒットが出て、上位打線が繋がるように。
あとは西岡とキム・テギュンと里崎。里崎はリードで貢献しておりバントは続けて成功しているから良しとしても、西岡とキムの調子が戻りません。特にキムについては一発狙いでいいと思いますが。

Team 1 2 3 4 5 6 7 8 9 R
中日 0 0 1 0 0 0 0 0 0 1
ロッテ 0 0 1 4 0 0 2 0 x 7

本拠地に戻ったロッテが快勝し、対戦成績を2勝1敗とした。ロッテは同点で迎えた4回裏、清田の適時三塁打などで4点の勝ち越しに成功。7回には今江の犠飛などで加点した。先発・渡辺俊は1失点で完投勝利。敗れた中日は、先発・山井が4回途中5失点で降板と誤算だった。

[ 2010年11月2日 | カテゴリー: マリーンズ | タグ: , , ]

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コメント

  1. ひでぼん より:

    以前、阪神と対戦した日本シリーズを思い出しましたよ あの時も渡辺俊介投手に完璧にやられ、ロッテの優勝

    今回の日本シリーズ お互いホームゲームでは抜群の勝率ですよね
    千葉マリンスタジアムって 甲子園とは違う雰囲気ですなぁ・・・ 関東と関西の違いっていうか・・・

    “風”がポイントってどんなこと?

    とりあえず残り連勝して千葉マリンスタジアムで胴上げを期待して→下克上が流行語になるのを祈ります

  2. stabucky より:

    ひでぼんさん
    外野側に海があって、外野の観客席が低いのです。海から吹いた風がバックネット側の観客席に当たって下に巻き込むようにしてグラウンドに流れるので、マウンドでは向かい風になるそうです。
    昨日の負けでマリンスタジアムでの胴上げはなくなりました。中日が優勢になったと思います。

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