「間違い」と「間違え」
「間違い」と「間違え」はどちらが正しいか調べてみました。
まずGoogleの検索結果の件数から。
"間違い" 約 209,000,000 件
"間違え" 約 79,700,000 件
圧倒的に「間違い」の方が多いです。しかし次の場合は奇妙な結果に。
"間違いやすい" 約 538,000 件
"間違えやすい" 約 647,000 件
ほぼ同数になりました。
文法的には
「間違う」の連用形「間違い」＋「やすい」
「間違える」の連用形「間違え」＋「やすい」
となるので両方とも正しいです。
元に戻って、「間違い」と「間違え」は両方とも動詞の名詞化です。
この場合、連用形が名詞となるので、こちらも両方とも正しいです。
さらに次を比較。
"違い" 約 313,000,000 件
"違え" 約 7,910,000 件
差は広がりました。また「違え」の方は「差し違え」など他の言葉の一部として検索しているケースが多いようで「違え」をそのまま使っているケースとなるともっと減ります。
なお「違え」は辞書にも載っていて文法的には正しいようです。
しかし、文法的に正しければ、「正しい日本語」と言えるのでしょうか。
私は「間違い」が正しいと思います。
文法的に正しく、かつ、多くの人が使っている言葉が正しいと思います。
[ 2012年6月1日 | カテゴリー: 小ネタ | タグ: 日本語 ]
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