キンチョーと家族対抗歌合戦とロッテとワンピース

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「亭主元気で留守がいい」はキンチョーのCMで使われた、1986年の流行語。
当時、私は高校生でした。

私も結婚して10年が経ち、一姫二太郎三姫の父親に。
子供達は大きくなり、妻の態度は腰の周りの肉と共に厚かましくなり。
以前は、私がテレビのチャンネル権を握っていましたが、
知らぬ間にそれは全てはく奪され、私の主張はことごとく否定され。
そこで一家の主たる強権を発動しようと声を上げると、妻の反撃が始まります。
曰く「あなたがいると落ち着かないのよ!」。
ここで初めて冒頭の流行語を思い出すことになるのです。

そこでもう一つ思い出す言葉が「アットホーム」。
欽ちゃんが司会をしていた「家族対抗歌合戦」(1972年~1986年)は、ダン池田率いる生バンドをバックに芸能人が自らの家族と共に歌を歌い、その優劣を競う番組。
毎回、数組の家族が登場するものの、さして上手くなく面白くもない家族に対して参加賞的な意味合いで与えられるのが「アットホーム賞」。
「アットホーム」とは「寛いだ」というような意味です。
「at home」すなわち、家にいることは居心地の良いこと。
嘘でした。
家族だんらんの象徴たる「家族対抗歌合戦」が終了した年の流行語が「亭主元気で留守がいい」。

さて、チャンネル権をはく奪された私ですが、唯一の例外が野球中継。
野球中継だけは優先的に見ることができます。
見るのはロッテの試合。
なぜかBS12というチャンネルはロッテの主催試合(主にマリンスタジアムでの試合)のほとんどを生中継しています。タダで。
私は千葉市で生まれ育ったので、物心がついたころからロッテ一筋。
昨年は幸せでした。
パシフィックリーグでは最終試合で3位に食い込み、クライマックスシリーズ、日本シリーズを勝ち抜いて日本一。
今年は不幸せでした。
パシフィックリーグの最下位。日本一チームが翌年、最下位になるのはパシフィックでは史上初のことだそうです。

というわけで、今年はもうテレビが見られません。
秋の夜長をどうやって過ごしましょう。

「ワンピース」という漫画をご存じでしょうか。週刊少年ジャンプに連載されています。
単行本は60数巻を数え、発売されるたびにベストセラー。
数年前に駅で見かけた大学生らしき若い男が「ワンピース、おもしれええ」と叫んでいたことを記憶しています。
「いい年をした大人が漫画を読んで喜ぶとは」などと嘆いたのですが、今は私が夢中になっています。
さて、この漫画は海賊をテーマにしているので、海賊船が登場します。
調べてみると、この海賊船もキャラクターグッズとして売られていました。プラモデルです。
早速、Amazonで注文。家に届くと、子供達に「一緒に作ろうな」と声を掛けました。
嘘でした。
全部、自分で作ってしまいました。

[ 2011年10月27日 | カテゴリー: テレビ | タグ: , , , ]

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