返信の宛先にあらかじめ「御中」を付ける

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顧客に、返信の必要な文書を送付する際、返信用封筒の宛先にあらかじめ「御中」と印字しておくのは失礼であるという意見があります。
例えば、○○株式会社に返信してもらう場合、あらかじめ「○○株式会社 御中」と印字するのではなく「○○株式会社 行」とすべきだ、というわけです。
返信する側は「○○株式会社 行」のままにするのは失礼だから「○○株式会社 御中」に訂正して出します。
しかし逆の意見もあります。

A 「行」派の意見
自分の会社である「○○株式会社」に敬称である「御中」をあらかじめ書くのは失礼である。

B 「御中」派の意見
返信者は「行」を「御中」に書き直す必要がある。顧客にそのような手間をかけさせるのは失礼である。

両方とも「お客様」のことを考えているという点では偉いですが、次の例を考えれば、おのずと答えが出てくるのではないでしょうか。

山田君が結婚することになりました。その結婚式の招待状に出欠の返事をもらうための返信はがきを同封したとします。
あらかじめ、あて名を印字しておく場合、次のどちらが良いでしょうか。
A「山田 一郎 行」
B「山田 一郎 様」

私はAにします。
自分の名前に「様」など付けられません。
また相手の訂正の手間など考えません。面倒だと思うのならば「行」のまま返送してくれても構わないのです。

となれば、自分の会社名に「御中」を付けるのはおかしい、ということになると思います。

[ 2010年8月24日 | カテゴリー: 小ネタ | タグ: ]

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コメント

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