UiPathのInvoke Codeを使う方法

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UiPathは基本的には文字列や数値の複雑な変換ができません。
しかしInvoke Codeというアクティビティを使うとVB.Netのコードが使えます。
ただし引数の使い方が難しくなかなか慣れません。
いわゆる「参照渡し」をしていて、引数を渡し、Invoke Codeで値を変更すると、元の引数にその変更が反映されます。

数を2倍にして返す

渡した引数が2倍になって返るサンプルです。これができればもっと複雑な変換が可能です。

Assignでa=10とする。変数aはTypeをint32、ScopeをSequenceとする。
Invoke Codeを使う。Edit Codeでx=x*2とする。Edit Argumentsで変数xはDirectionをIn/Out、TypeをInt32、Valueをaとする。
Message Boxでa.ToStringとする。「20」と表示される。

配列をソートする

配列を渡すとソートして返します。

Assignでa={"abc","a","123","789","1111","xyz"}とする。変数aはTypeをString[]とする。
Invoke Codeを使う。Edit Codeで次のようにする。

Array.Sort(x)'デフォルトでは昇順

Edit Argumentsで変数xはDirectionをIn/Out、TypeをString[]、Valueをaとする。
Message BoxでString.Join(",",a)とする。「xyz,abc,a,789,123,1111」と表示される。

Edit Codeで次のように書けば降順になります。

Array.Sort(x)
Array.Reverse(x)

文字列を前(3文字)と後(残り)に分割

文字列の変換もできます。あらかじめ戻り値用の変数を用意しておきます。
次のサンプルではsrc_leftとsrc_rightがそれです。

Assignでsrc_str="12345678901"とする。
Invoke Codeを使う。
Edit Codeで次のようにする。

dst_left=Left(dst_str,3)
dst_right=Right(dst_str,Len(dst_str)-Len(dst_left))

Edit Argumentsで次のようにする。
変数dst_strはDirectionをIn/Out、Valueをsrc_strとする。
変数dst_leftはDirectionをIn/Out、Valueをsrc_leftとする。
変数dst_rightはDirectionをIn/Out、Valueをsrc_rightとする。
Message Boxでsrc_left+":"+src_rightとする。「123:45678901」と表示される。

[ 2018年6月16日 | カテゴリー: デジタル | タグ: ]

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