高校野球を全試合中継する意味

夏の甲子園はいよいよ決勝戦です。
千葉代表の千葉経済大学付属は準決勝で済美(愛媛)に破れました。初出場でよく頑張りました。
決勝は済美(愛媛)対駒大苫小牧(南北海道)となりました。北海道勢に勝ってほしいです。

お盆休みに海外旅行に行く人がいます。
こういうときでないと長い休みがとれないからでしょうが、やはりお盆休みには親戚が集まるべきだと思います。
先祖を敬わなければならないなんていう儒教的な意味合いよりも、親戚が集まってお互いが無事であることを確認するという物理的な意味合いで、です。
毎年、盆と正月に親戚中が集まっていれば、悪いことなんてできっこないじゃないですか。
「親戚にあわせる顔がない、だから犯罪を犯すことはできない」という感覚は大事だと思います。
最近の少年犯罪。親戚の付き合いはちゃんとあったのでしょうか。

さて、とは言え、結婚して親戚の範囲が広がるとそれほど親しくない人とも顔をあわせます。
男が一番気まずい思いをするのは、やはり義理のお父さんと二人きりになることでしょう。
子供(孫)がいれば会話に困ることはありません。
だから結婚して最初の盆休みがきついです。

ここで助かるのが高校野球中継です。
毎日、昼間ずっと放送していますし、大抵のお父さんは野球が好きですから、一日中テレビをつけっぱなしにしていることでしょう。
義理のお父さんと二人きりになっても高校野球中継があれば話に困ることはありません。
野球そのものの話をしてもよいですし、その高校の地方の話題でもよいです。
「苫小牧かあ。若い頃、行ったことがあるなあ」
これがオリンピックだとこうはいきません。
「ベラルーシかあ。若い頃、行ったことがあるなあ」
嘘つけ、とこういうことになってしまいます。

というわけで、NHKが高校野球を全試合中継するのには大切な意味があるのです。

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[2004-08-21(Sat)]

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