フクロウを飼ったこと

私はフクロウを飼っていたことがあります。
私の母が夜、犬の散歩に行くと道の真ん中に何かが落ちています。何だこれ、と見るとフクロウの子供でした。まだ飛べず巣から落ちたのです。これは大変、家に連れて帰ってやろう、と拾い上げると後頭部を何かで殴られたような衝撃を受けました。親鳥が襲ってきたのでした。とはいえ、放っておくわけにもいかず、連れて帰りました。
インコなどのかごに入れるには大きすぎるので、父の部屋兼私の勉強部屋に放し飼いにすることにしました。
元気になって部屋の中をパタパタと飛ぶようになり、私のお気に入りのCDに糞をして汚したりしたので、自然に帰すことにしました。
早く放したいと思っていましたが、いざ放してしまうと他の鳥に襲われないか、とか、自分で餌を取れるのだろうか、とか、とても心配になったことを思い出します。

動物を飼うと命の大切さが自然と分かるような気がします。「なぜ人を殺してはいけないのか」など問うに値しない愚問です。なるべくなら自然に触れ合える環境、動物が飼える環境で子供を育てたいです。

[2004-08-11(Wed)]