職場で、あるキャンペーンに参加したところ、参加賞としてエコバッグをもらいました。
買い物をしたときは、レジ袋をもらわず、持参したエコバッグに入れて持ち帰りましょう、という話です。
しかし、私はエコバッグの効果を疑っています。
石油には使える成分と使えない成分があります。
使えない成分は燃やして捨ててしまいます。
そこで、この「使えない成分」を何とか使えないか、と工夫して作り出されたのが、レジ袋なのだそうです。
つまり、レジ袋を使うことがエコなのです。
一方、エコバッグは良い素材を使っているので「使える成分」を使って作られています。
エコバッグを作れば「使えない成分」を捨てることになります。
レジ袋がもったいないと思うのは自由ですし、エコバッグを使うのも自由です。
しかし「レジ袋ではなく、エコバッグを使わなければダメ」と決め付けるのはいかがなものか。
同じことは割り箸にも言えます。
これも元々、間伐材という「使えない部分」を使って作られていたので、すでにエコだったそうです。
エコバッグを売ろうというのは、単に小売業者の戦略に過ぎないのだと思います。
実際、使わないエコバッグが、いくつも家庭に転がってはいませんか。
偽善エコロジー―「環境生活」が地球を破壊する-武田 邦彦
[2008-12-18(Thu)]
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