「死ぬまでにしたい10のこと」

iPodを買ってから毎日、映画を見ています。
テレビ放送をパソコンで録画し、これをiPod用の動画に変換して、iPodに保存します。
昼休みが1時間ありますので、2日で1本を観ることができます。

「死ぬまでにしたい10のこと」という映画を観ました。

失業中の夫と二人の娘と暮らす23歳の女性が癌であと2か月の命と宣告され、「死ぬまでにしたい10のこと」を書き出してそれを実行する。

もうこれだけで涙が出てきてしまい、昼休みの職場の片隅で男が一人で泣いているのですから、これを隠すのが大変でした。

そのリストの中に「毎日、娘に愛していると言う」というのがあって、確かに、愛していると言うかどうかは別にしても、毎日きちんと子供たちと会話をしているかな、と自問自答させられました。
彼女は2か月しか命がありませんでしたが、自分だって今日、事故で死ぬかもしれないわけで、子供との時間が取れるときにはそれを大事にしなければならないと思いました。

また「別の男性と付き合う」「新しい母親を見つける」というのがあって、この映画のポイントはここではないかと。
死ぬ間際に不倫とは何事か、と思いましたが、実は自分の死んだあとも自分の存在をどこかに残したいという意図の表れなのではないかと。
邦題が「死ぬまでにしたい10のこと」なので、この「リスト」の方がクローズアップされているような印象をもっていましたが、原題は「My Life Without Me」です。「私のいない私の人生」という意味になるのでしょうが、映画の主題としては原題の方が合っているようです。

隣りの家に引っ越してきた独身の若い女性が自分と同じ名前だとか、そんな偶然あるか、と思うところもありますが、出てくる人はほとんどが善人で、喧嘩や暴力などのシーンはまったくなく、安心して観ることができました。

主人公の母親が印象深かったので、エンドロールで確認するとデボラ・ハリーでした。ブロンディのボーカルです。歳をとっても見事なブロンドです(染めてるのかなあ)。
他の配役は主人公を含めてまったく知りませんでした。


死ぬまでにしたい10のこと

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[2006-10-14(Sat)]

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