まる高って?

最近、読んだ本に「まる高」という表現が出てきました。
子供が3人もいるのに今まで知りませんでした。
これ、高齢出産のことなんですね。
最近「まる高」が増えているそうです。

40歳以上の女性が産んだ子どもの数が05年、2万348人になり、1958年以来47年ぶりに2万人を超えたことが、厚生労働省が8日公表した人口動態統計(確定数)で明らかになった。全体の出生数が減る中で、40歳以上の女性が産む子どもの数は増加傾向にあり、少子化と同時に晩婚・晩産化が一層進んでいることが裏付けられた。

医療技術の向上によるのでしょう。
紀子さまは39歳で出産、というのも、これとは無関係ではないように思います。
「源氏物語」の時代だと「一夫多妻」だから子供も多く生まれ、男が生まれる可能性も高いわけで、現代のような問題は起きなかったのでしょう。

一方でこんな問題も。

年齢が高い父親から生まれた子供は、自閉症になる危険性がかなり高いとの研究結果が、米国医師会ジャーナル発行の「アーカイブズ・オヴ・サイカイアトリ」に発表された。

研究は、イスラエル人の子供13万2000人以上を対象に行われ、40歳以上の男性から生まれた子供は、30歳以下の男性の場合よりも5・75倍、自閉症になる率が高かった。30-40歳の男性の場合は1・6倍だった。女性の場合は、40歳以上で子供を産む人は非常に少なく、危険要因とは確認されなかった。(時事通信)

そんなこともあるのかな、と漠然と思っていましたが、それが実証された形です。
気になったのは次の部分。

研究責任者は、年がいった男性の精液の場合に増える遺伝子の突然変異に問題があるのではないかと分析している。突然変異で生じた欠陥が父親から子孫へと受け継がれ、おそらく、遺伝子の刷り込みに影響を及ぼすのではないかという。

遺伝子は生涯、不変だと思っていましたが、突然変異が起きるのだそうです。

となれば、凍結精子で妊娠、出産という方法は、非常に意味深いものになってくるように思います。

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最後は運です。: (赤ちゃん取違えならぬ)父親取違えになりませんように

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[2006-09-09(Sat)]

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