The Game - Queen

今もあるのだろうか。京成千葉中央駅の近くにあるディスク・ユニオンで一枚の中古LPを買った。クイーンの「ザ・ゲーム」である。四百円だった。銀色に覆われたジャケットは若干、古ぼけていた。
クイーンのアルバムを買ったのはこれが初めてである。今、考えると随分と風変わりな選択であったが、当時はこれが最も売れたアルバムだと思っていた。実際、収録されている「地獄へ道づれ」と「愛という名の欲望」はアメリカのチャートで一位になったはずである。この二曲も今、考えると、クイーンらしいとは言えない曲である。
「地獄へ道づれ」は確か、ベーシストのジョン・ディーコンが書いた曲である。ベースのリフが延々と繰り返され、その上をフレディ・マーキュリーのボーカルとブライアン・メイのギター、そして誰が演奏しているのか分からないシンセサイザーが縦横無尽に動き回る。クイーンが前のアルバムまでは「ノー・シンセ」と明記していたことは後で知った。
「愛という名の欲望」はエルヴィス・プレスリー風のこれまたクイーンらしからぬ曲。
しかし「クイーンらしい曲は何か」と言われると困るのであった。

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[2014-09-02]

Queen,1980年

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