Synchronicity - The Police

このブログは、気に入ったアルバムを一枚ずつ採り上げて、曖昧な記憶と憶測を元に書いているが、なぜか、「セルフ・タイトル」が多い。
「セルフ・タイトル」とは私の認識では「自らのバンド名と同じタイトルのアルバムまたは曲」という意味である。
アイアン・メイデンはアルバムも曲もある。ハロウィーンは曲にあったが、厳密には綴りが違った気がする。
キング・クリムゾンのデビュー・アルバムは「クリムゾン・キングの宮殿」であった。分かりやすいようで分かりにくい。
一般にデビュー・アルバムがセルフ・タイトルであることが多い。メタリカはメジャーになった後に、俗に「ブラック・アルバム」と呼ばれる、セルフ・タイトルのアルバムを発表したが、このようなケースは少ないように思う。
このブログでは「バンドの説明をするならばまずはファースト・アルバム」という選択が無意識のうちに行われているのかもしれない。
一方、ラスト・アルバムが傑作というケースがなかなか思い浮かばない。傑作が作れるほど上手くいっているならば解散などしないだろうし、レコード会社との契約を消化するために出来の悪いアルバムを出したりするからだろう。

ようやく思い付いたのは、ポリスの「シンクロニシティ」である。
ポリスはベースがボーカルを兼ねるスリー・ピース・バンドである。ボーカルのスティングはソロ活動をメインに行うようになり、バンドは1983年のこのアルバム発表後に解散した。オリジナル・アルバムとしては「シンクロニシティ」が最後である。
このアルバムには彼ら最大のヒット曲「見つめていたい」が収録されている。原題は「Every Breath You Take」であり秀逸な邦題であると言える。「君が呼吸する度に、君が動く度に、私はあなたを見ている」という歌詞はまさにストーカーの姿を描写している。
オープニングの「シンクロニシティⅠ」では変わった拍子を使いプログレっぽい側面を見せるが、後半、LPであればB面に当たる部分は、先の「見つめていたい」や「キング・オブ・ペイン」のようなシンプルな曲が続き、その後のスティングのソロ作品を彷彿させる。

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[2014-08-13]

The Police,1983年

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