Duke - Genesis

まさに曖昧な記憶に基づいて書いてみる。
ジェネシスのアルバム「デューク」について「このA面はアルバムの片面だけを比較するならば最高傑作である」と評した記事を読んだことがある。ピーター・バラカンであったと記憶している。彼については記事で読むよりテレビで話す姿を見る機会の方が多かったから読んだのではなく聞いたのかもしれない。またA面ではなくB面だったかもしれない。私はA面の方が良いような気がする。
さらに言えばA面もB面も最高傑作だとは思わない。佳作ではあるがジェネシスにはもっと素晴らしいアルバムの片面が存在する。
昔のアルバムはLPというビニール製の円盤であり表面に溝を刻み、針でその溝の凹凸をなぞり音声に変換していた。盤の両面が使えたのでそれぞれをA面、B面と読んでいた。
LPは片面で最大三十分程度の音声が録音できたが音質を考慮すると二十分から二十五分程度が一般的であった。昔のアルバムのトータルタイムが四十分から五十分程度と短いのはこのような理由による。
片面を聴いて反対側の片面を聞くには手作業でひっくり返す必要がある。面倒である。となれば気に入った片面があればその面だけを聴くことになる。
私の場合はELPの「タルカス」をそのように聴いていた気がする。A面全体を占める組曲「タルカス」を聴けば満足であった。
ピーター・バラカンも「デューク」について、そのような聴き方をしていたのかもしれない。

収録されている曲は、比較的、オーソドックスなポップスで占められている。デュークという人物の物語、コンセプト・アルバムらしいが歌詞が理解できない。
オープニングの「ビハインド・ザ・ライン」はイントロは大仰で前半はスリリングである。プログレらしいと言えるのはこの曲とエンディングの「デュークス・エンド」くらいである。
その「デュークス・エンド」はイントロが「ビハインド・ザ・ライン」と同じである。

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[2017-08-20]

Genesis,1980年,コンセプト・アルバム

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