T.N.T. - AC/DC

「イッツ・ア・ロング・ウェイ・トゥ・ザ・トップ(イフ・ユー・ワナ・ロックン・ロール)」という長いタイトルの曲はAC/DCの初期の代表曲である。
耳に残るシンプルなリフだが実は楽譜にすると難しい。五弦の二フレットをルートとするパワーコードだが五弦の解放も入る。ここがよく分からない。真面目に弾くならば六弦はミュートすべきだが、それだと弾きにくい。適当に弾いた方が雰囲気が再現できるという奇妙なリフである。
基本的にこのリフだけでヴァースからブリッジまで進行する。コーラスが少し違うだけだ。
つまりアイディア一発、ボン・スコットの歌唱に頼った曲と言ってもいい。
唯一ユニークと言えるのはバグパイプの間奏である。
「ロックンロールをやるならばトップへの道は長い」といった意味のタイトルは本当にロックの世界でトップに上り詰めた彼らならではの説得力がある。

この曲がクローズアップされたのはジャック・ブラックが主演を務めた映画である。
ロックのスターを目指す主人公はバンドを解雇され生活のため資格もないのに小学校の先生として教壇に上がる。
授業もやらずに楽器が演奏できる生徒を見つけて自らのバンドを結成してしまいコンテストに出場する。
この映画「スクール・オブ・ロック」を私はDVDで観て、それを紛失し最近、アマゾンのプライム・ビデオで再度、観た。
冒頭の曲はこの映画のエンディングで演奏される。
まさにロックの道は厳しいという映画の内容に合った選曲であった。

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[2017-06-25]

AC/DC,1975年

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