トリビュート・アルバムの一つの限界(Ronnie James Dio - This Is Your Life)

ロニー・ジェイムス・ディオが亡くなったのは2010年5月16日。
その4年後の2014年にトリビュート・アルバムが発表された。「ディス・イズ・ユア・ライフ」と名付けられたアルバムには様々なミュージシャンが演奏したロニーに関する14曲が収録されている。

  1. "Neon Knights" Anthrax
  2. "The Last in Line" Tenacious D
  3. "The Mob Rules" Adrenaline Mob
  4. "Rainbow in the Dark" Corey Taylor, Roy Mayorga, Satchel, Christian Martucci, Jason Christopher
  5. "Straight Through the Heart" Halestorm
  6. "Starstruck" Motörhead with Biff Byford
  7. "The Temple of the King" Scorpions
  8. "Egypt (The Chains Are On)" Doro
  9. "Holy Diver" Killswitch Engage
  10. "Catch the Rainbow" Glenn Hughes, Simon Wright, Craig Goldy, Rudy Sarzo, Scott Warren
  11. "I" Oni Logan, Jimmy Bain, Rowan Robertson, Brian Tichy
  12. "Man on the Silver Mountain" Rob Halford, Vinny Appice, Doug Aldrich, Jeff Pilson, Scott Warren
  13. "Ronnie Rising Medley" Metallica
  14. "This is Your Life" Dio

収録曲はレインボー、ブラック・サバス、ディオからまんべんなく選ばれている。ラストはロニー自らが歌う未発表曲らしい。さすがに「オール・ナイト・ロング」や「スポットライト・キッド」を選ぶミュージシャンはいなかった。
この手のトリビュート・アルバムでは、原曲通りに演奏するか、改変して演奏するか、のいずれかになるが、このアルバムでは概ね、原曲通りに演奏していると感じた。
まず結論を書いてしまうと「やはりロニーは上手い」ということになろう。
私はレインボーの「ザ・テンプル・オブ・ザ・キング」が好きなのだが、これをスコーピオンズのクラウス・マイネが歌っている。これは良い。
酷いのは「マン・オン・ザ・シルバー・マウンテン」だ。ロブ・ハルフォードは声が出ていない。高い音が出ないというレベルでなく、最初から最後までメロディを再現できていない。ただしコーラスの低いパートだと思えばカラオケとして使える。
色々とトリビュート・アルバムを聴いてきたが、このアルバムほどつまらないものはなかった。原曲のボーカルの力量が圧倒的だとこうなってしまう。
オジー時代のブラック・サバスのトリビュート・アルバムが相当、楽しめたのは、そういうことだと思う。

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[2016-07-21]

ロニー・ジェイムス・ディオ,トリビュート,2014年

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